職場の働き方改革は進んでいますか?
コロナ禍による在宅勤務の普及により、むしろ“残業時間”が増えたという方も少なくないのでは。
さて、労働基準法の改正により2019年度から時間外労働の上限規定が適用されている。その一方、医業に従事する医師、自動車運転の業務などは「適用猶予事業・業務」として、5年間の猶予が終わり、医師についても第8次医療計画とともに2024年度から適用される。
一般的な時間外労働は[1]原則として月45時間、年360時間(限度時間)以内、[2]臨時的な特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)とされ、医師以外のコメディカルには適用されている。しかし、医師の場合は一般的上限時間(休日労働含む)が年960時間、特定要件下で最大1860時間とされ、第9次医療計画が終わる2035年度末で、その“特例”も終了することもあり、医療機関では様々な「時短」に向け中長期的に取り組んでいる。
とはいえ、部署にもよるが概して二次救急医療以上の病院では88に及ぶ評価項目の「医師労働時間短縮計画」を作成、受審し“特例”が認められなければ、現場が回らない。人材確保と共にその“特例”対応に追われている。もちろん、医師不足の地域でも同様だと、医業経営、医療労務コンサルなど専門とする社会保険労務士の秋元譲氏は話す。その影響もあり「MRさんが医師に会いにくくなっている」ともいう。さてMRと会う時間は「業務」なのか「自己研鑽」なのか気になるところだ。今回の講演では、そのような企業のプロモーション活動への影響を含め、「医師の働き方改革」の基本、人材確保とタスク・シフト/シェアに追われる医療機関の労務相談の現状など解説いただく。乞うご期待。
日時
2023年5月18日(木)15:00~17:00
会場
薬学ゼミナール新宿教室(東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー4階)
(オンライン配信とのハイブリット形式)
※5、6、7月の研究会は同一会場となります
演題
医薬品業界が知らない「医師働き方改革」のポイント
講師
秋元 譲 氏(KDS労務管理事務所 代表 社会保険労務士)
参加費
会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも3,000円)、学生無料
※リアル参加を希望される非会員の皆様には、当日会場受付時に参加費を申し受けます。
出欠のご連絡
2023年5月15日(月)までに、田中(t.tanaka@ytl.jp)宛てにお願いします。
※お申し込み時にリアル参加希望かオンライン参加希望かを教えてください。
お申し込みは下記の出欠フォームからも可能です。
https://fs223.formasp.jp/c984/form10/
当日の連絡先 080-3086-8607
※リアル参加は会員優先です。
※オンライン参加希望者には、事務局より17日に参加用ZoomURLを、また非会員の方には振込口座番号も合わせてお知らせします。5月中のご入金をお願い致します。
※随時会員募集中 t.tanaka@ytl.jp
主催
医療・医薬品情報研究会
https://www.ijouken.jp/
事務局・連絡先
学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
担当:田中・秋山