厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課次世代ワクチン等審査推進室の松下俊介審査調整官は20日、札幌市内で開かれた北海道薬学大会で講演し、薬局薬剤師に在宅医療への進出を促した。第8次医療計画の在宅医療に関する提供体制で、薬局や薬剤師の記載が多く盛り込まれたことについて「通知の中に『薬剤師の果たす役割が大きい』という記載を残した。医政局の通知で薬剤師のことが記載できたのは大きく、薬剤師が在宅医療に果たす役割が大きいと思ってもらえるようにしたい。そうならなければ、この記載は次の医療計画で消えてしまう」と訴えた。
松下氏は、3月まで医政局の地域医療計画課外来・在宅医療対策室在宅医薬連携専門官として、第8次医療計画作成指針に関わってきた。5疾病6事業と在宅医療の医療提供体制のうち在宅医療については薬剤師の役割が大幅拡充された。
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