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消費者本位の広告を

2006年08月25日 (金)

◆伸び悩み傾向の大衆薬市場。その中で消費者の需要を喚起する重要な手段がテレビや新聞、雑誌などのメディア広告だ。「もうCMで商品は売れない」との声もあるが、まだまだその効果は大なるものがある
◆日本大衆薬工業協会は今春、「一般用医薬品等の広告自主申し合わせ」を改訂した。インターネット広告を新たに対象に含めるなど最近の社会情勢の変化等に対応したもので、消費者本位の医薬品広告を目指す大衆薬業界の姿勢がさらに徹底されるものと期待される
◆協会では有識者らの第三者委員を含めた広告審査会を、これまで190回にわたって定期開催してきた。審査内容や話題となった事例をみると、普段何気なく見過ごしているCMでも、効能効果に誤解を与える表現、禁句とされる表現、長期連用や過量消費を促す表現などが結構あることに気づかされる
◆“売り”に直結する広告を求める心理は分からなくもない。それだけに行き過ぎた表現が乱用につながらないよう、細心の配慮をもって審査に当たる同審査会の活動は、地味ながらも大いに意義あるものといえよう。



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