◆航空機史上最悪の520人という犠牲者を出した1985年8月12日の日航ジャンボ機墜落事故。あれから21年も経過した。事故当日には毎年、墜落現場である群馬県「御巣鷹の尾根」に多くの遺族が慰霊登山するが、今年も現場は遺族の鎮魂の祈りで包まれた
◆墓標に「空の安全運航」の思いを込めて、犠牲者の冥福を祈り手を合わせる。そんな遺族の姿を見ていると、改めて「絶対に事故を風化させてはならない」という思いが込み上げてくる
◆もちろん、現場に向かったのは遺族だけではない。事故を起こした日航社長も、御巣鷹の尾根に登山した。「心新たに御霊に安全運航を誓うためだ」という。思いは遺族と同じ。御巣鷹の尾根は、まさに空の安全を誓う原点の場なのだ
◆7年前の99年8月24日、厚生労働省に「薬害根絶誓いの碑」が建立され、関係者からサリドマイド、スモン、薬害エイズなど過去の悲惨な事件に対する反省と謝罪がなされた。製薬業界にとっては、まさに原点の日といえる。あす24日は、過去を反省し、未来への誓いを新たにする日としたいものだ。
原点の日
2006年08月23日 (水)
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