◆増え続けるメタボリックシンドローム対策として、健診の役割が再び注目されている。これまでも人間ドックや健診は、生活習慣病予防に成果を上げてきたが、それも追いつかなくなってきたのが現状
◆先に成立した医療制度改革関連法でも、メタボリックシンドローム対策が医療費抑制の重要な柱に位置づけられた。2008年度からは、メタボリックシンドロームを予防するための保健指導が義務づけられ、健診の検査項目も指導に結びつく内容へ変更されることになっている
◆ただ問題なのは、適切な指導を実施できる人材をいかに育成するかだ。保健指導が義務化されることは、それだけ指導内容が重要なカギを握ることになる。そのため、日本病院会と日本人間ドック学会は現在、保健指導を担う人材育成に向けて検討を進めている
◆メタボリックシンドロームを減らすには、生活習慣の改善が基本という事実は変わらない。これをいかに根気よく、効果的に実施できるか、薬剤師も含め保健医療スタッフは果たす役割の大きさを自覚し、積極的に国民の健康に貢献してほしい。
メタボリックシンドロームを減らすには
2006年08月28日 (月)
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