日本医薬品情報学会学術大会が10、11の両日に京都市内で開かれ、将来の医薬品関連文書のあり方が議論された。添付文書やインタビューフォーム(IF)、CTDなどの医薬品関連文書の利活用を推進するには、国際標準規格「HL7FHIR」で各文書の情報を構造化し、電子的に共有することが重要との見解で一致した。実現すれば、これら3文書を相互に連携して閲覧したり、電子カルテと連動させたり、スマホで患者に必要な情報を提示するなど、様々な活用が可能になると期待が寄せられた。
若林進氏(杏林大学病院薬剤部)は、「PDF形式での情報提供は活用できないデジタル化と言える。活用できるデジタル化を考えると、医薬品情報の構造化が必須」と呼びかけた。
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