◆製薬・生活雑貨メーカーの秋冬新製品発表会に足を運んだ。全ての業界に限らず、新たなニーズの芽を察知して商品化するまでの過程を考えると、その長さに気が遠くなりそうになる
◆2022年から23年に登場した製品から、睡眠など休むことを重視するニーズの盛り上がりを感じる。従来の「不調時であっても頑張って、いつもの生活を続けよう」に対して、「休んで回復しよう」という意識の広がりが見て取れる
◆24年度から医師の時間外・休日労働時間の上限規制が適用されるように、個人の頑張りで回っていた業界で過酷さを理由にした人材流出が問題になり、休める環境への整備が進んでいる
◆頑張り続けることは持続不可能と気づいた社会において、質の良い睡眠のサポートや不調時に休むことを提案する商品は、今後も支持拡大が期待できる。将来性のあるカテゴリーとして注目すると共に、休みを訴求する商品が増えることで、「休むことが選択肢」という認識が世代を問わずに広がっていくことを期待したい。
休める環境づくりへ
2023年06月21日 (水)
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