外来癌化学療法患者にPHRサービス事業を展開する「Welby」の悪性腫瘍疾患向けPHR(WMONC)のスマートフォンアプリ導入を試みたところ、導入時の説明担当薬剤師の経歴・能力が導入成功に最も影響した因子であったことが、竹田綜合病院薬剤科の研究で明らかになった。癌関連認定所持や勤続5年以上など薬剤師の能力・経歴によってWMONCの導入成否が大きく影響しており、同院薬剤科はスタッフの教育が重要な要素になると分析している。
癌領域の臨床研究をめぐっては、外来癌化学療法患者がスマートフォンやタブレットを通じて体調や健康状態を報告する「電子的な患者アウトカム」(ePRO)の導入により、QOL改善や生存期間の延長を示した研究成果が出ている。
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