製薬企業、ドラッグストアなど薬業界の上場企業で1億円以上の報酬を得ている役員の数は53人に上ることが、本紙の調べで分かった。武田薬品のクリストフ・ウェバー社長が最も多額の報酬を得ており、過去3年の調査結果と同様にトップ3を同社の外国人役員が独占した。計57人だった前年調査時に比べて全体の数は減ったが、顔ぶれに大きな変化はなかった。業績好調の第一三共、エーザイ、塩野義製薬、小野薬品などの役員が報酬を増やした。
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3月期決算の企業のうち、トップはクリストフ・ウェバー氏で前年から1億3500万円減の17億2300万円。2位と3位も武田の取締役が占め、アンドリュー・プランプ氏が5400万円増の9億7300万円、3位のコンスタンティン・サルウコス氏が1600万円増の6億9100万円となった。このほか、武田では前代表取締役の岩崎真人氏が1800万円減の2億4300万円で8位に入り、上位10人のうち4人が武田の役員となった。
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