中外製薬は、神奈川にある研究所「中外ライフサイエンスパーク横浜」で、創薬研究においてロボットにより自動化する業務の拡大に取り組む。今回、新たに操作が複雑で自動化が難しい「非定型」の実験関連業務にも対象を広げ、実証実験を2023年第4四半期に始める。研究者の負荷が大きく、実験種類が多様な細胞実験を中心に自動化を目指す。実用化のメドは開示していないが、自動化する業務を増やすことで、同社が30年ビジョンに掲げる「R&Dアウトプットの倍増」を通じたグローバル品の毎年上市の実現につなげたい考え。
同社は既に、規格化されたプレートに溶液を入れ、一定の場所に搬送するといった「定型業務」の自動化を試みているが、研究業務の自動化は「2~3割程度」(同社担当者)
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