日本私立薬科大学協会は、第108回薬剤師国家試験問題の検討結果を公表した。七つの出題領域の設問について「出題意図が不明」「専門性が高すぎる」などの問題が挙げられ、厚生労働省に対して受験生が困惑しないよう作問時の徹底的な確認を要請した。さらに、薬剤師国試の「科目別出題」に限界があるとの指摘が相次いだことも報告。科目間の境界領域の出題が増えていることを踏まえ、科目別出題のあり方を検討するよう求めた。
報告書では、第108回国試について「前回に引き続き、全7領域にわたり必須、理論、実践問題のいずれにおいても概ね適切で良問が多かった」と評価した一方で、各部会からは出題意図が不明、曖昧で分かりにくい、専門性が高すぎる、論理的な思考を求める問題不足などの指摘があった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。