日本製薬医学会が製薬企業42社を対象にメディカルアフェアーズ(MA)活動に関する調査を行った結果、アンメットメディカルニーズの把握やメディカルプラン作成、エビデンスの創出に関わる業務はほぼ全てのMAが実施していることが分かった。ただ、医療経済や患者関連活動について積極的に行っているMA組織は少数にとどまっていた。山本恒久氏(ブリストル・マイヤーズスクイブ)は7月29日、都内で開かれた日本製薬医学会学術大会で、「10年前に実施した第1回調査から1社当たりのMA数はほぼ変わっておらず、成熟化している。今後はMA組織が他部門との連携をどう推進していくかが課題」と指摘した。
調査は、3月27日から6月16日に、内資系28社、外資系14社にウェブアンケートシステムを用いて行ったもの。国内のMA総数は3155人で、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)は1125人だった。MA平均値は77.0人、MA中央値が46.0人、MSL平均値が33.1人、MSL中央値が30.0人だった。
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