厚生労働省医薬局の中井清人医薬品審査管理課長は11日、専門紙と会見し、ドラッグラグ・ロスの解消に向け、「日本を魅力ある治験市場にする政策に変えていく必要がある」との考えを示した。リアルワールドデータ(RWD)など既存の制度については、「具体的な成功例を作りたい」と述べ、制度見直しを含めた努力が必要とした。
ドラッグラグ・ロス解消に向け、厚労省の「創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会」では、日本の治験のあり方に関する議論が行われている。
中井氏は、「日本を魅力ある治験市場にする政策に変えていく時代だ。そのためには、無理に薬事で規制するより、品目によるが、効率的な治験、国際共同治験を進めることが重要との方向性で議論を進めていく」との考えを示した。
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