武庫川女子大学薬学部は、来年度の入学生から、6年制薬学科の定員を従来の210人から105人へと半分に減らす。近年の定員割れに加え、低学年次の有償制インターンシップや3年次の病院でのチーム医療体験など、新たな教育プログラムを多くの学生に履修してもらうには、少人数での教育体制が必要と判断した。定員の半減は、他大学では見られない思い切った決断だ。薬系大学が増えて少子化が進行する中、大胆な改革で特徴を打ち出し差別化を図る。
薬学科の定員充足率は、2020年度の入学生から急激に落ち込み、21年度には58%に低下。その後に上向き、23年度は75%になったものの、以前のような100%前後の充足率には戻らず、定員割れ対策が課題だった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。