フマキラーの大下一明社長は、2024年3月期中間決算説明会で、今後の事業課題に言及。▽原材料価格の高止まりへの対応▽国内販売の強化▽海外事業を軸とした成長戦略の推進――を挙げた。特に原材料価格の高止まりについては、一部商品の値上げでも吸収できなかったことから、来年1月から順次、殺虫剤、園芸用品、一部の家庭用品で値上げを行っていくことを明らかにした。
大下氏は、原材料価格高止まりへの対応について、「年初の2月から一部の商品で値上げを行ってきたが、円安の影響が想定以上であり、原材料価格の高騰、高止まりの状況となったことから、値上げによる売上増では吸収しきれなかった」と説明。この状況を解消するため、来年1月から順次、殺虫剤、園芸用品、一部の家庭用品で値上げを行っていくことを明らかにした。
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