鳥居薬品は、普及が期待されているアレルゲン免疫療法薬について、イネ花粉を対象に開発を行うことになった。デンマークのALKが海外で販売している同薬「グラザクス」の日本での独占的開発・商業化の権利を獲得したことによるもので、第III相試験から実施したい意向だ。申請予定時期は開示していない。
東京都の資料によると、アレルギー検査による原因の約8割はスギ花粉で、イネ花粉は2割弱。同社によると、イネ花粉症は近年罹患率の増加が指摘され、免疫療法薬の開発要望が医療関係者などから寄せられていた。
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