ウィズレイは、携帯型散薬鑑査装置「コナミルモバイル」を発売した。一包化散薬に照射した近赤外光の反射光を解析し、各薬剤固有のスペクトルと照合することで薬剤の種類間違いを防ぐ。光の照射や測定を行う装置をタブレット端末に接続したもので、調剤エリアだけでなく薬局のカウンターや在宅医療の現場にも持ち運んで使える。調剤機器間でデータ連携可能なNSIPSに準拠しており薬局で導入しやすいという。
一包化した散薬を光の照射装置に挟み込み、タブレット端末画面で測定ボタンを押すと、反射光のスペクトルに基づき処方との照合結果が表示される。散薬の多くは白く、通常人の目では見分けがつかないが、分光分析法の活用で科学的な散薬の鑑査が可能になった。粉砕した錠剤も同様に鑑査できる。
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