愛知県がんセンターは、大腸癌患者を対象に、日常診療に近い形で実施する癌領域では国内初となるプラグマティック臨床試験を開始した。大腸癌の標準療法について、従来の用法と比較して副作用の発生が少ないとされる用法で投与し、安全性・有効性に問題がないかを検証する。全国約250の医療機関を対象に特定臨床研究で実施し、1年間で患者890人の参加を見込んでいる。
プラグマティック臨床試験は、試験への参加基準や治療・検査に対する規定など、参加障壁になり得るものは最小限に抑え、実際の医療現場に近い条件で多様な医療機関と患者を対象に行われる試験。
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