日本薬剤師会の山本信夫会長は1月31日の定例会見で、厚生労働省が中央社会保険医療協議会で示した2024年度診療報酬改定の個別改定項目案に言及。「少なくとも調剤に関しては、これまで議論してきたことがそれなりに反映されている」と一定の評価を下した。敷地内薬局を有するグループ薬局の調剤基本料を一律に引き下げる案が継続議論になったことについては「もう少し踏み込んでも良かったと思うが、全否定されずに記載されているのは大きなこと」と述べた。
山本氏は、改定の全体像について、「25年に始まる地域包括ケアや今年4月からの地域医療計画に向けて、比較的神経質に反応している改定のような気がする。これまでの改定と少し様相が違っている」との認識を示した。
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