協和キリンは20日、透析患者で生じる高リン血症の治療薬「フォゼベル錠」(一般名:テナパノル塩酸塩)を新発売した。
同剤は、腸管上皮細胞のナトリウムイオン/プロトン交換輸送体3(NHE3)を阻害し細胞間隙のリン透過性を低下させることで効果を発揮する新しい作用を持つ医薬品。
薬価算定では、キッセイ薬品の「ピートルチュアブル錠250mg」を比較薬とし、類似薬効比較方式Iで算定した額に、既存薬と異なる新規薬理作用を持つため有用性加算I40%が適用された。
規格は5mg、10mg、20mg、30mg。1回5mgを開始用量とし、1日2回、朝夕食直前に投与する。
薬価(1錠)は、5mg234.10円、10mg345.80円、20mg510.90円、30mg641.80円。