塩野義製薬は1日、大阪大学と共同で設置した研究講座で、新型コロナウイルス感染症患者2000人を対象に同治療薬ゾコーバの後遺症予防効果を評価する臨床研究を実施すると発表した。
講座の名称は「罹患後症状治療学共同研究講座」。同日付で発足し、研究代表者には、忽那賢志氏(大阪大学大学院医学系研究科感染制御学教授)が就任した。
軽症の同症患者を対象にした臨床研究で、同剤を5日間投与した時の後遺症の発症抑制効果をプラセボ投与群と比較する。パートナー医療機関として150施設の協力を得て、医療機関への来院に依存しないDCTの手法で参加者を集める計画。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。