
日本薬剤師会の山本信夫会長は2月29日の定例会見で、ウエルシアホールディングス(HD)とツルハHDの経営統合について、「(大手企業が経営統合する)そのような時代が来たのだろう」と所感を述べた。医薬品販売の観点から地域住民の利便性向上につながるとした一方、市場の寡占化を懸念。「強者が弱者を駆逐するのではなく、必要なところに必要なものを提供できる体制が必要」と述べ、地域の中で小規模薬局との共存を継続する重要性を訴えた。
山本氏は、ドラッグストア業界の売上高1位と2位に位置する両社について、「ナショナルチェーンを展開している大きな企業」とし、今回の経営統合に向けた動きを踏まえ「極めて大きなシェアとなるので、医薬品販売の面では、地域住民にとって便利になるなど良い環境になるだろう」との見方を示した。
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