業務効率化に特化した電子薬歴
C.Medicalが販売するアプリ「コネクトレポート」は、現場の薬剤師目線で開発された在宅や薬局での患者対応など様々な場面に役立つクラウド型電子薬歴。誰もが使いこなせるように本当に必要とされる機能だけに絞り込み、操作性も重視した。
コネクトレポートは、レセコンから患者情報や処方情報を吸い上げ、クラウド上で電子薬歴として機能する。いつでもどこでも携帯端末のiPadやノートパソコンで薬歴を閲覧できる。端末に情報を残さないため情報漏洩のリスク軽減にもつながる。
処方の変更点をすぐに確認できるように、前回処方があり今回削除の薬は「青色」、初めての薬は「赤色」、変更点は「黄色」、追加された薬は「ピンク」と色分けされて表示。処方薬を経時的に一覧で表示され、いつどのような薬が処方されたかが一目で分かる。医薬品の相互作用や疾患と医薬品などの監査情報も表示される。監査機能については、現場の薬剤師が開発に携わっていることから、過剰な注意喚起ではなく、薬剤師として立ち止まるべき危険度のものに絞ることにより高レベルでの安全性と利便性の両立を目的に独自の医療安全性を目指している。5月には、患者の個別情報をもとにして、腎機能や肝機能の悪い患者に対する適正用量、妊婦や授乳婦に対する処方可否、薬剤アレルギーに対する系統チェック、配合剤の重複、小児体重や年齢に基づく投与量チェックなど、従来対応できなかった患者ごとのステータスに合わせた監査機能が搭載される予定。
そのほか、バイタルや検査値も一覧やグラフで表示でき、画面に表示された処方薬をクリックするとPDFファイルの添付文書がすぐに展開し服薬指導に役立つ。
また、iPadで撮影した写真を共有することで患者の状態やオーダーメイドの調剤を薬剤師間で引き継ぐなど、業務負担軽減に役立つ。医療機関からの情報提供書類など紙の書類をクラウド上で保存しペーパーレス化を実現。カレンダー画面から訪問施設や患者情報が確認でき、訪問先を画面上の地図に表示するなど、現場の薬剤師目線での役立つ機能を搭載している。
在宅訪問時にその場で在宅依頼元の医師やケアマネジャーに提出する指導報告書を薬歴作成と同時に作成できる機能もある。
報告書はインターネットFAXを利用することで、作成から送付までをコネクトレポート内で完結。報告書を作成してすぐに送ることや事業所ごとに送付日を決めて、その日までの報告書をまとめて送ることもできる。送信の予約状況や送信結果をまとめて閲覧できる管理画面もあり、受信エラーなどにもすぐに対応できる。
コネクトレポートの初期導入費用は大手ベンダーの10分の1程度。薬局の店舗数に応じて毎月の利用料が必要だが、利用端末台数がどれだけ増えても利用料は一定で変わらない。
C.Medical (コネクトレポート)
https://www.c-medi.co.jp/