ハイブリッド型業務支援システム
ネグジット総研が昨年リリースした調剤くんブランド第8世代となる「調剤くんV8」は、30年以上の経験と実績を誇るレセコンメーカーとしての矜持と技術を注ぎ込んだ商品。これまでの使いやすさにこだわったコンセプトはそのままに、薬歴・在宅機能部分をクラウド化したハイブリッド形式を採用し、薬局の外に活動の場が広がっている薬剤師業務に即した機能を搭載したシステムになっている。

レセコン部分では、これまでのシリーズコンセプトである「マニュアルいらず」をテーマとした見やすい画面構成で、誰もが直感的で容易な操作を実現。ボタンの配置や大きさ、入力者ごとに選べる文字サイズ、ファンクションキー対応操作画面など多様なニーズに対応。圧倒的な使いやすさを追求している。
また、電子調剤録機能を標準搭載し、医療DX加算算定への対応を図っている。さらに、問診票などの局内保管帳票もスキャンして画像化。患者データと一緒に保存することで、いつでも閲覧ができ、ペーパーレス化による業務効率の向上が期待される。
新機能としてスケジュール管理機能やダッシュボード機能を新たに搭載した。スケジュール管理機能では、一般的なスケジュール登録のほかに登録した予定から薬歴画面や服薬指導、指導報告を呼び出せる。ダッシュボード機能では、季節変動による処方箋枚数、新規患者数などを分析でき、前月比や前年比をグラフ表示させることで薬局の現状把握に役立つ。
4月にはRPAを活用して処方箋情報をレセコンに自動入力するオプションサービス「らくらく処方箋入力」をリリースする。
同サービスは、QR付きの処方箋をスキャナーまたはQRリーダーで読み取り、一般名を薬局内の採用薬品名に変換しレセコンへデータ出力する。そのあとレセコンはRPAで自動入力される。併せて、データ出力はピッキング用にもPDFデータとして出力されるので、処方入力を待たずに調剤作業を始められる。また、医薬品の在庫の「あり」や「なし」のケース時にもデータ出力時に採用薬の変更も可能。変更後のデータを出力することができる。
電子薬歴は調剤くんシリーズ初のクラウド化を実現。検査値などの基本項目に加えて体質アレルギー項目も関連付けでまとめて表示する「モニタリングまとめて表示機能」や医師へのフィードバックが簡単な「トレーシングレポート機能」、患者とコミュニケーションを取りながら目的に沿った服薬指導を行う「選択式服薬指導POS機能」などを搭載している。
薬局内の決まった端末での操作以外にノートパソコンやタブレット(iPad等)での入力操作もできる。通信は安心のセキュリティ対策を施したVPN通信を採用。生体認証ログインなど複数の安全装置を施すことで個人情報漏洩対策は万全を期している。
ネグジット総研 (調剤くんV8)
https://v8.chouzai-sys.com/