オーガナイザー
加藤良規(星薬大)
小川美香子(北大院薬)
病巣の非侵襲的な可視化は、患者の負担を減らし、QOLの向上に一役買っている。イメージングの研究は、各モダリティにおける感度の向上やイメージングプローブの開発にとどまらず、ここ十数年、可視化と同時にそれが治療にもつながるセラノスティクスの実現を目指す取り組みも数多く行われてきた。新しいイメージング法の開発を含め、イメージングの可能性は無限であり、科学の進歩と共に、様々な生命現象の解明や疾患の克服に向けて、イメージングの果たす役割は大きい。
本シンポジウムでは、イメージングモダリティとして蛍光、超音波、核医学検査、MRIに焦点を当て、これらの技術がどのように治療に結びつくか、それぞれの分野の第一線で活躍されている研究者によりご講演いただく。本シンポジウム直前には、同会場で分子イメージングの第一人者である米国ジョンズホプキンス大学のDmitri Artemov博士による特別講演もあることから、シンポジウムの進行も英語で行い、特別講演と合わせて「イメージング」の素晴らしさを伝えたい。
(加藤良規)