東京理科大学では、生涯現役であり続けたい方や社会人としての知識、見識を高めたい方、豊かな教養を身に付けたい方に向けて2018年より新たなリカレント教育拠点「東京理科大学オープンカレッジ」を開設しています。
このオープンカレッジでは、化粧品に関連した各種教養講座を開講しています。これらの講座は、一般社団法人ジャパン・コスメティックセンターの協賛も得て、化粧品の効能だけではなく、その歴史、原料、効果、安全性、そして化粧品ビジネスにいたるまで「化粧品」を包括的に学べる全12コマの構成となっています(個別受講・一括受講いずれも可能です)。身近に使用する化粧品について理解を深めたい方から、化粧品業界でのビジネスを考えている方まで、多くの方々の参加をお待ちしております。
化粧品の概要シリーズ(5~6月開講) 講座一例
「オリエンテーションと化粧品概論」(オンライン講座)
https://web.my-class.jp/manabi-tus/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=5903999
化粧品に求められる機能の多様化、高度化を支える基礎科学や応用技術の進歩は著しいものです。本講座は、化粧品を学びたい人にとって手引きとなる啓蒙書として刊行した「化粧品科学へのいざない」(薬事日報)をもとに、化粧品に関わる科学技術を俯瞰しつつ、化粧品の生活や文化との関わり(QOL)の側面も含めた化粧品の概要を解説します。
・回数:全1回
・受講料:3,500円
・日時:2024年5月11日(土)13:00~14:30
・講師:坂本 一民(東京理科大学 創域理工学部先端化学科 客員教授/日本化学会 フェロー/理学博士)
化粧品の基礎シリーズ(7月開講) 講座一例
「化粧品の成り立ち」(オンライン講座)
https://web.my-class.jp/manabi-tus/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=5904007
市場に溢れている様々な特徴ある化粧品は、多くの場合、水や油や粉状の原料など、お互いに混ざらない、なじまないものを原料に、工夫して作られています。本講座では、化粧品製剤の成り立ちと機能を発揮させるための仕組み、素材の使い方について解説します。
・回数:全1回
・受講料:3,500円
・日時:2024年7月6日(土)13:00~14:30
・講師:鈴木 敏幸(東京理科大学 創域理工学部先端化学科 客員教授)
化粧品の肌への作用シリーズ(7~9月開講) 講座一例
「化粧品の評価」(オンライン講座)
https://web.my-class.jp/manabi-tus/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=5904017
化粧品の目的は、健やかな皮膚の維持と美しく整えることにあります。健やかな皮膚あるいは肌は、適度な潤いがあって、ツヤや透明感があって、肌色にムラがなく、ニキビやシミ、シワがない状態といえます。化粧品を使って、そのような理想的な肌になっているかどうかは、角層の水分量、皮脂量、弾力、光学的な色、形態などを非侵襲的な計測で比較することができます。また、化粧品は継続して使用されるものですから、心地よい使用感が求められます。使い心地は機器測定では難しく、官能評価と言って人の感覚による評価が主流になっています。評価項目や手順など、正しく官能評価するためのコツがあります。さらには、メイクアップ化粧品のように、仕上がりの良さを評価するときの注意点もあります。製品ごとの違いや実験結果を可視化することにも工夫がされています。それらの実例をあげて分かりやすく講義します。
・回数:全1回
・受講料:3,500円
・日時:2024年8月3日(土)15:00~16:30
・講師:菅沼 薫(日本顔学会会長/武庫川女子大学客員教授(薬学部健康生命薬科学科)/sukai美科学研究所代表)
お問い合わせ先
東京理科大学オープンカレッジ事務局 TEL:03-5227-6268(平日 9:00~17:00)