塩野義製薬は13日、新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」のグローバル第III相試験「SCORPIO-HR」の結果を発表した。症状消失までの時間短縮は、主要評価項目の解析ではプラセボと有意差はなかったが、副次評価項目の解析法では症状消失に有意差が認められた。欧米など海外各国で今年度、今回の結果と、日本での承認申請に用いた第II/III相試験の結果をもとに承認申請を進める計画だ。
手代木功代表取締役会長兼社長CEOは同日、大阪市内で開いた決算説明会で「24年度は、何らかの形で許していただける範囲で(世界各国で)承認を申請したい」と語った。
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