志願者・入学者数の減少で運営が厳しくなっている千葉科学大学の公立化可否を判断する「千葉科学大学公立大学法人化検討会」が12日に銚子市内で開かれ、委員からは公立化した場合にも収益が見込めない学部の撤廃など学部再編の必要性を指摘する声が相次いだ。特に2016年から入学定員割れが続き、事業活動収支で赤字となっている薬学部の現況には「公立化すれば全国から志願者が集まるため、学生の確保が期待できる」との大学側の説明に対し、「定員充足率が低い状況で公立化して収支が上向くとは考えづらい」などの批判が続出した。
千葉科学大は薬学部、看護学部、危機管理学部の3学部を保有している。学生確保に苦戦し、赤字経営に陥る中、昨年10月に銚子市に公立大学法人化の要望書を提出した。
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