厚生労働省と国立医薬品食品衛生研究所は28日、小林製薬の紅麹含有製品による健康被害発生の原因究明調査として、新たに2化合物の検出とプベルル酸の腎毒性が動物実験で確認されたことを公表した。健康被害の原因物質特定には、さらに長期間の動物実験が必要で、90日以上かかるとの見方を示している。
同社の紅麹含有製品のうち、健康被害情報のあった原料品ロットをめぐっては、国衛研による調査で青カビの一種が作る物質のプベルル酸が検出されたことが既に報告されている。
今回、新たに「化合物Y」と「化合物Z」を検出したことを公表した。紅麹含有製品では、原材料から培養・乾燥、培養品ロット製造の過程で有用成分のモナコリンKが作られる。
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