◆スイッチOTCの審査は「亀の歩みのような感じ」と表現され、近年スイッチラグが課題となっている。あるOTCメーカー関係者は、大型製品のスイッチ化はOTC市場の活性化のほか、医療費抑制にもつながると話す
◆5月20日に日本OTC医薬品協会は、コロナ禍で市販化された新型コロナ等の抗原検査キット(2種)の累計販売数量が4536万個(1個入り換算)で、これを医療機関を受診しての医療費に換算すると3400億円以上だったとのレビューを発表した
◆コロナ禍では発熱患者の受診を拒否する診療所の存在も聞かれた中で、薬局・ドラッグストアが検査キット販売の地域インフラとして機能した結果、医療保険財源からの支出が抑えられたことになる
◆現在、一部薬局で試験的運用で行われている緊急避妊薬販売では、購入者の8割が医師の診察を受けず薬局での購入を希望しているようだ。安全性の担保は必要だが、医療費自己負担を上回るニーズの成分は、スイッチOTCの迅速審査の対象としてはどうだろうか。
OTC化審査は「亀の歩みのような感じ」
2024年06月12日 (水)
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