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東大病院が「検診部」「血管ドック」を設置へ‐予防医学を追究

2006年09月06日 (水)

 東京大学医学部附属病院は、中央診療棟2の開設に際して「検診部」を設置し、2006年度中に「血管ドック」などを立ち上げ、予防医学・健康増進医学に取り組んでいくことになった。

 日本人の疾病構造が変貌し、疾病管理のあり方が治療主体から予防主体に変わりつつあることから、「検診部」では現在の様々なニーズに対応して、「血管ドック」や総合的な癌検診をはじめとした高度な検査オプションを用意する予定だ。また、併せて各種検診や予防介入のための研究を進めていくことにしている。

 新たに設置される「血管ドック」は、生活習慣病からの循環器疾患、脳血管疾患などの発症前早期診断が大きな目的。「血管ドック」では、生活習慣病やメタボリックシンドロームなどのハイリスク群に対して、最新の検査手段を総合的に用いて、全身血管病変の検診を行う。

 「検診部」の位置づけとしては、従来の検診・人間ドック施設とは一線を隔し、「より質の高い予防医学・健康増進医学を推進したい」としている。サービスは会員制ではなく、通常のドック費用で一般に広く利用できるものにするとしている。

 また「検診部」では、疫学・統計学の方法論を駆使し、正しくデザインされた疫学研究を行うことによって、各種検診や予防介入の有効性・有用性を科学的に証明することにしている。そのために、健康関連情報を統合した医療情報システムを構築し、質の高い疾病管理モデルの開発も行う予定だ。



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