大塚製薬は18日、内臓を含めあらゆる部位で急な浮腫が起きる難病の遺伝性血管性浮腫(HAE)の発作抑制薬として米アイオニスが開発するドニダロルセンについて、大塚が日本を含むアジア地域で開発することになったと発表した。欧米では承認申請準備段階にあるが、アジア地域の開発は第I相試験から開始する。その後、海外臨床試験データをブリッジングすることについて当局と相談していく方針。国内申請時期は未定。
同社は昨年12月、同剤の欧州における独占的販売権をアイオニスから取得している。今回、ライセンス地域を拡大し、日本を含むアジアにおける開発・販売を独占的に実施する契約を18日に締結した。大塚が進めている希少疾患治療薬の国際展開の一環として実施した。
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