熊本県の崇城大学は、6年制の薬学部薬学科(定員120人)の2024年度入試から、長崎県・鹿児島県・沖縄県の離島出身者を対象とした5人の募集枠を新設する。医学部や看護学部では離島出身者の募集枠を設けている大学はあるが、薬学部では初。卒業後に離島で薬剤師として働く意思を持つことなどを出願条件とした。入学検定料3万円は全額免除し、入学金は半額の15万円。授業料・実験実習費は特待生制度を適用し、6年間の学納金は390万円に減額するなど優遇する。
出願要件は、▽長崎県、鹿児島県、沖縄県内の離島にある小学校、中学校、高等学校のいずれかの学校に合わせて3年以上在学した者▽離島における地域医療に強い関心を持ち、卒業後は出身の離島地区において薬剤師として就業する意思がある者――とした。対象入試は「一般公募制推薦選抜」で、志願者は併願が可能となっている。
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