◆「かかりつけ薬剤師って、そもそもどんな存在なのかイメージできない」――。新人薬剤師からそんな言葉を聞いて以降、取材の際には「あなたにとってのかかりつけ薬剤師とは」を質問するようにしている。その答えは十人十色で面白い
◆一番多いのが「薬剤師さんではなく名前で呼んでもらえる」。薬局でない場所で患者とばったり会った時に「患者から声をかけられる」。薬剤師・患者というサービス提供者と利用者の関係ではなく、身近な信頼関係を構築できたという実感がある
◆「君から薬をもらわないと効いた気がしない」「薬を飲む時には必ず私の顔が思い浮かぶ」。ここまでくると患者はその薬剤師の信者。病院の前に門前薬局があっても意中の薬剤師を頼って遠く離れた場所でも薬局に来てくれる
◆一方で、「かかりつけ薬剤師という言葉が嫌い。かかりつけ薬剤師=薬剤師だから」「かかりつけ薬局でいい」と話す薬剤師もいた。かかりつけという言葉が先行し、本質が見えなくなっているのは無季言子だけではないのではないか。
「あなたにとってのかかりつけ薬剤師とは」
2024年07月17日 (水)
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