薬剤師が回復期リハビリテーション病棟に入院する脳血管障害や運動器疾患の患者に積極的に関わった群では、そうでない群に比べて退院時の日常生活動作(ADL)の改善度は高いことが、日本病院薬剤師会の学術小委員会が実施した大規模調査で明らかになった。薬剤師による服薬指導や多職種カンファレンスへの参加、多剤併用(ポリファーマシー)改善等による効果と見られる。回復期病棟で薬剤師介入の効果を2群間で比較したエビデンスは初めてで、今回の結果を診療報酬の評価につなげたい考えだ。
調査は、日病薬ウェブサイトで募集した協力施設を対象に実施。2022年10月中に各施設の回リハ病棟を退院した脳血管障害や運動器疾患の患者を対象に、調査協力を表明した196施設のうち124施設(63.3%)が転帰や薬剤師の介入内容を回答した。
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