政府は7月30日、創薬構想会議の中間取りまとめを踏まえた政策目標を公表し、アカデミアやスタートアップの絶え間ないシーズ創出に向け、薬学部・薬系大学院修了者のうち、創薬関連の仕事や研究に就く人を現状より増やす成果指標を示した。2026年度から検討が開始される次期薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に向け、創薬につながる薬学人材養成のための教育内容を検討し、薬学教育のあり方を見直すと踏み込んだ。臨床薬剤師の養成を進める大学薬学部・薬科大学における教育の方向性にも影響を与えそうだ。
薬学教育に異例の言及
現在、薬系大学院修了者のうち、創薬関連の仕事・研究等に就く人は薬学6年制課程導入後も一定程度増えており、修士課程では11年3月に修了した908人が23年3月修了では1033人、博士課程では15年3月に修了した128人が192人と推移している。
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