◆10月に予定される長期収載品の選定療養導入が近づいている。厚生労働省は患者に制度を周知させるため、ポスターや案内チラシを作成し、急ピッチで準備を進めているが、現段階ではどのような影響が起きるのか予測するのが難しい
◆現場で働く薬剤師の心配は尽きないようだ。「あと2カ月でレセコンの対応は間に合うのか」「処方医に認知・理解されているのか」、さらには患者ごとに説明する内容が異なり、患者が理解できずに「カスタマーハラスメントは起きないのか」など戦々恐々だ
◆患者に制度を説明したものの、「先発品希望で差額は払わない」と譲らない場合もある。薬局が調剤拒否すると、他の薬局にその患者の処方箋が流れることになる。地域内でこうした患者の対応を統一しておく必要もあるのかもしれない
◆この2カ月でできる準備を進めておくことが大切だ。制度の定着に向けては同一薬局を利用する患者を増やし、薬剤師がきちんと説明する。薬局で対応できないトラブルは地域で解決するという方策に尽きる。
長期収載品の選定療養導入まであと2カ月
2024年08月09日 (金)
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