厚生労働省は15日付で、新薬12成分17品目を薬価基準に収載する。武田薬品の抗サイトメガロウイルス化学療法剤「リブテンシティ錠」は有用性加算I40%と市場性加算I10%が付いたものの、原価開示度から加算係数0.6の適用にとどまった。また、同社の先天性プロテインC欠乏症起因疾患治療剤「セプーロチン静注用」など3成分4品目に小児加算が適用された。7日の中央社会保険医療協議会総会で了承された。
▽リブテンシティ錠200mg(武田薬品):新有効成分のマリバビルを含有する抗サイトメガロウイルス化学療法剤。原価計算方式で算定し、製品総原価2万0356.80円に営業利益等を積み上げた額に、新規作用機序医薬品であることや既存療法に難治性の患者に対する有効性が期待できるとして、有用性加算I40%、希少疾病用医薬品であるため市場性加算I10%を適用したが、原価開示度が50%以上80%未満として、加算係数は0.6とした。
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