厚生科学審議会臨床研究部会は4日、5年ごとに見直すとされている「臨床研究・治験推進に関する今後の方向性」の取りまとめに向けた議論をスタートさせた。ファースト・イン・ヒューマン(FIH)試験実施体制の整備など、国際競争力のある臨床研究・治験の強化策を検討するのが柱。DCT(分散型臨床試験)の体制整備や患者の参画促進などによる症例集積性の向上、臨床研究・治験のコスト高解消に向けた透明性向上策も検討する。今後月1回程度部会を開催してテーマごとに議論し、来年3月に取りまとめの公表を目指す。
2019年の取りまとめでは、革新的な医薬品の研究開発や人材育成、リアルワールドデータの利活用促進、小児疾病・難病の研究開発、国民・患者の理解や参画促進の取り組みを進めてきた。
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