HIV領域のスペシャリティファーマであるヴィーブヘルスケア日本法人の村木基社長は、都内で記者会見し、より長い長時間作用型製剤の開発に意欲を示した。1日1錠など1回の服用剤数は少なくなったが、毎日服用することの患者負担、服用するたびにHIV患者であることを自覚させられる心的負荷などから「さらなる投与間隔の延長」が求められていると指摘した。同社には2カ月間隔投与の注射剤はあるが、現在海外で長時間作用型製剤として開発中の第3世代インテグラーゼ阻害剤「VH184」の日本を含めた開発を検討しているという。
同社の主力製品には、毎日1錠服用の「ドウベイト配合錠」、年6回投与が可能な「ボカブリア注」と「リカムビス注」がある。村木氏は、これらを挙げて「HIV治療は大きく進歩した」と述べたものの、「ウイルスを完全に体内から排除はできない。一生涯続く治療に伴う課題がある」と指摘し、毎日の服用負担の軽減、投与間隔の延長が必要だと指摘した。
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