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長期収載品の選定療養がスタート

2024年09月30日 (月)

◆明日10月1日からスタートする長期収載品に対する選定療養では、患者が先発品を希望した場合、薬価が一番高い後発品との価格差の4分の1が保険給付外となり、別途患者の自己負担が発生することになる
◆選定療養の対象は、「後発品上市から5年以上経過」または「後発品への置換率50%以上」の長期収載品とされているが、医師が医療上の必要性があると認められる場合や、薬局に後発医薬品の在庫がない場合などについては選定療養とはせず、保険給付の対象となる
◆また、先発品を希望した場合の患者負担となる特別の料金には消費税がかかるため、最終的な支払い金額は1円単位と細かくなる。患者が自己負担増に加えて、支払い単位の煩わしさを嫌った結果、さらに後発品への置き換えが進むことになるのだろうか
◆7月時点の後発品全体のうち「通常出荷以外」品目は約3割を占め、依然、必要な医薬品の入手が困難な状況が継続している。在庫不足で選定療養の仕組みが形骸化しないよう安定供給対策も急務になる。



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