
高橋氏(右から2人目)ら4者が覚書に署名した
東京都薬剤師会、警視庁、日本薬剤師会、くすりの適正使用協議会は1日、児童・生徒の薬物乱用防止に関する覚書を締結した。市販薬の乱用防止に向けた薬剤師会と警察の協働は初の試み。市販薬の販売店舗で空き箱の陳列や大量購入者への声かけを行うほか、学校薬剤師と警察官による薬物乱用防止教室では覚醒剤等の違法薬物だけでなく市販薬のオーバードーズの危険性に関する説明にも注力することとした。
都内の繁華街で市販薬を集団で過剰摂取するなど、未成年の薬物乱用が社会問題となる中、薬剤師会が持つ薬物に関する専門的知見、違法性や検挙事例から警察が薬物乱用防止を発信する力を協働させることが対策に不可欠と判断し、今回の覚書締結に至った。
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