山形県の米沢市薬剤師会は4月から、米沢市と連携して、薬局に来局した高血圧や糖尿病、心不全の患者に対する減塩指導を開始している。市医師会が監修した減塩指導リーフレットを用いて、15日現在で10薬局が協力し、26人の患者に指導を実施した。薬局が指導を行うことで、米沢市が実施している減塩教室への誘導に成功した事例もある。減塩指導を行った人には今月から個別減塩指導を実施し、指導3カ月後にもう一度患者に塩分摂取量の確認を行い、指導効果の評価を行っていく方針だ。
米沢市薬の赤尾眞氏(米沢市立病院薬剤部)は、山形市内で開催された山形県薬学大会で、市と米沢市薬が連携した減塩指導の中間報告を行った。今後、減塩指導や個別減塩指導についての結果をまとめた上で、「米沢市薬全体で減塩指導や個別減塩指導を行っていく」との方針を明らかにした。
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