一般の人を対象に遺伝子治療に対する印象を尋ねたところ「怖い、危険、不安」との回答が46.0%に上ることが、ファイザーが行った意識調査で分かった。新規モダリティによる新薬が期待される一方で、新規技術に必要以上に恐れ、mRNA技術をめぐる科学的根拠に基づかない意見が飛び交う事態が実際に起きている。この調査では、遺伝子治療に対するネガティブな印象が半数近くあることが示された。同調査では、ネガティブな印象を減らす方法として、信頼できる情報源からの多角的な情報発信が挙がった。
調査は9月に47都道府県の20歳以上の男女を対象に、スクリーニング調査1万人、本調査829人を対象にインターネットで行われ、28日に結果が発表された。
スクリーニング調査で、「遺伝子治療」という言葉を「初めて聞いた」人は30.0%いた。「よく分からないが、聞いたことはある」が48.2%、「説明できないが、知っている」は19.6%で、「説明できるくらい知っている」は2.2%にすぎなかった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。