IQVIAジャパンは11月28日、日本の医療用医薬品市場(薬価収載品)の2029年度までの5年平均成長率はプラス0.9~1.9%との予測を発表した。新薬薬価の積極評価を行った24年度薬価制度改革に加え、特許品の中でも特に抗癌剤などのスペシャリティ薬、抗体医薬などのバイオ薬の拡大が成長を牽引すると見込んだ。領域別ではトップ市場のオンコロジーがさらに拡大すると予測し、29年度には3兆円台と、全市場の4分の1を占める勢いだ。
市場予測は1月時点のマイナス2%~プラス1%だったが、8月にはプラス0.5%~1.5%に上方修正し、プラス成長予測を発表していた。同社は今回の予測に当たり、24年度薬価制度改革、長期収載品の選定療養などの新制度、各社パイプライン後期開発品、特許切れ予測なども織り込んで、市場予測を行った。中間年改定は従前のルールを前提に予測を出した。
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