日本女性薬剤師会は1日に理事会を開き、11月18日に死去した近藤芳子前会長の後任として小縣悦子氏を3代目の会長に選任した。任期は2026年6月までとなる。
小縣氏は、1982年3月に明治薬科大学薬学部薬剤学科卒業後、東邦大学医学部附属大森病院薬剤部、献血供給事業団東京都臍帯血バンク部などに勤務し、2014年6月に墨田区内にライフバランス薬局を立ち上げた。日女薬では08年6月に理事、10年6月に副会長に就任。今年9月からは、近藤氏が療養中で会長職を執行できなくなったことを理由に会長代行を務めていた。
小縣氏は会長就任に当たって、本紙に「近藤先生が推し進めてきた日女薬の在宅医療の学術講演会や生涯研修認定制度(G16)などをしっかりと継承し、日女薬と県女性薬剤師会のつながりを強化していきたい」と抱負を語った。
また、「会員の高齢化が課題で、若返りを図るために6年制薬剤師を取り込み、新しい仕事ができるような薬剤師を育てていかないといけない」と述べ、若手薬剤師の入会増も重要施策に位置づけた。