
原告の長澤氏(左)と箱石氏
国が法的根拠なく通知のみで処方箋医薬品以外の医療用医薬品を販売する「零売」を規制していることの違法性・違憲性を問う民事訴訟を提起した原告の薬局2社の代表は、本紙の取材に応じ、「今回の医薬品医療機器等法改正で薬剤師の職能が縮小される懸念があり、薬剤師が結束して止めるべき」と訴訟の意義を強調した。処方箋医薬品とOTC医薬品の間に存在する零売薬局の価値を主張し、法改正が零売薬局の営業を追い込む内容となった場合は追加訴訟を検討する考えを示した。
今春にも初公判が開かれる見通しの今回の訴訟では、零売薬局を経営するグランドヘルス、まゆみ薬局と過去経営していた長澤薬品の計3社が原告となり、国を被告とした地位確認請求と国家賠償請求を17日に提起している。
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