◆「世界一幸せな国」と呼ばれたブータンでは、幸福と感じる若者が急減しているという。SNSの浸透で経済的に豊かな海外の生活を知ったことが一因とされ、豪州では16歳未満の利用が禁止されるほどSNSと若年層は不可分な関係となった
◆近年の市販薬乱用問題もSNSでの誤った情報の拡散が影響している一方、気軽に相談できる場として機能している面もあり、安易に使用制限に踏み切ることは難しい。今国会で審議される医薬品医療機器等法改正案では、乱用の恐れのある医薬品の販売方法見直しが盛り込まれており、対策に漏れがないか徹底的な討論を望みたい
◆ただ、専門医は販売方法だけでなく、海外では販売されていない成分が市販薬として入手できる現状や乱用で苦しむ人への支援方法の議論が欠けていると指摘する
◆乱用解決の特効薬がない中では、学校薬剤師による薬物乱用防止教室が効果的な解決策と強調する。教育・販売の両面で危険な使用を未然に防ぐ。薬剤師が社会問題の解決に貢献できることは多い。
ブータンの若者幸福度急減と市販薬乱用問題との共通点
2025年02月17日 (月)
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