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【メディパルHD】純粋持株会社への移行で商号変更‐卸6社を合併した「メディセオ」も再度誕生

2009年05月21日 (木)

 メディセオ・パルタックホールディングスは15日、10月1日付で実施する会社分割による純粋持株会社体制への移行に関して、商号変更や医療用医薬品卸6社の合併などを決めた。新商号は「メディパルホールディングス」で、卸の合併では、クラヤ三星堂を存続会社とする「メディセオ」が再度誕生する。メディパルHDの社長は熊倉貞武氏、メディセオの社長は渡辺秀一氏。

 新生メディセオは、クラヤ三星堂、千秋薬品(秋田市)、潮田クラヤ三星堂(茨城県水戸市)、やまひろクラヤ三星堂(山梨県中央市)、平成薬品(岐阜市)、井筒クラヤ三星堂(京都市中京区)の6社が合併し、単純合算の従業員数は5571人となる。エバルス(広島市中区)とアトル(福岡市博多区)は従来通り。組織は、管理本部、システム本部、営業戦略本部、ロジスティクス本部のほか、北海道、東北、関東、東京、中部、京都、関西の7支店制を敷く。

 また、経営状況が厳しいことを受けて、取締役と監査役の報酬減額(10~20%)、決算賞与の不支給、執行役員の報酬と決算賞与減額、管理職の賞与減額、業務見直しによるコスト削減(約7億円)を行うほか、医療用医薬品等卸事業会社8社を対象とした希望退職者1000人を募集する経営合理化策も決定した。

 化粧品・日用品・一般用医薬品卸売事業会社Paltac(三木田國夫社長)の東証への上場に向けた準備も進めることを明らかにした。OTC薬の移管、医療用医薬品物流への低コストロジスティクスノウハウの導入など、統合時の目的をほぼ達成したことによるもので、独自資金調達、意思決定の迅速化によって積極的な事業展開を目指す。通常とは異なり、調剤薬局事業の動向を見ていくため、上場しても発行株式の過半数はメディパルHDが保有する予定だ。

メディパルHD役員

 代表取締役社長熊倉貞武、代表取締役専務村山文一、専務取締役渡辺秀一、取締役長谷川卓郎、長福恭弘、岡本和夫、高尾和志、三木田國夫、小泉衛子

メディセオ役員

 代表取締役会長内匠屋理、取締役副会長山本隆士、代表取締役社長渡辺秀一、代表取締役副社長山岸十郎、常務取締役松尾伸一、高橋一巳、嶋路博昭、取締役森脇晟、西村昭夫、植原剛、長福恭弘、廣瀬泰正、篠田裕八郎、入野英男、村山文一



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