◆新薬発売の記事を書きながら数十万円の薬価は珍しくなくなったなと思う。高額療養費制度はあるが、払い続けられるのかと思いつつキーボードを打つ。共に難病にかかった親子を思い出す。親は自身の治療を止めた
◆今、生活費は上がる。新薬の薬価も安くはない。国民負担率もいつの間にか45%超。産業界はイノベーションに見合う薬価を求める。否定はしないが、その恩恵を生活者は受けられるのか、不安が大きいのではないか
◆6月に入る。来年度予算編成、制度改革に向け号砲が鳴る。インフレ局面で例年の硬直した議論の繰り返しでいいのか
◆皆保険堅持の厚生労働省、社会保障費抑制を求め続ける財務省、ヘルスケア産業振興の手綱を握りたい経済産業省、薬価制度改革に焦点を当てがちな産業団体、報酬改定財源確保に躍起な医療団体と、変わらぬメンバーがそれぞれのテーゼを拠り所に議論をする。議論が専門的になるほど、生活者の不安と思いから遠ざかる。今年前半の高額療養費制度見直し問題で目の当たりにしたではないか。
生活者の不安に寄り添う議論を
2025年05月28日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿